じょんのかがく喫茶

厳選された至福の1杯いかがですか?

YouTuber時代はもう終わる? これからのネットエンタメとは。

 

いらっしゃいませ!
今日もいいもの用意しときましたよ!

 

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YouTuberという言葉が世に出て、早数年。多くの小学生が夢見る職業となりました。

ただ、ここ最近、YouTuberの雲行きがかなり怪しいんじゃないのかなと感じます。

今日はそんなことについて僕の考えを聞いてもらえればと思います。

ブログの衰退

インターネットが盛んになってからもう20年近く経ちます。

僕らの世代だと、幼稚園の頃から当たり前のように存在していました。

最初の頃は情報伝達などに利用されていたそうですが、次第に普及し、様々なエンタメが生まれてきました。

ホームページ、2ちゃんねるなどの掲示板、ブログ、そしてYouTube。

 

中でもブログは一昔前にとんでもなく流行りましたよね。

 

ブログのいいところは誰でも書けて、しかも稼げる!といったところでしょうか。

広告を貼り付けて儲ける人もいれば、アフィリエイトでがっぽり稼ぐ人もたくさんいたと思います。

 

今となってはそんなに人気なコンテンツではありません。

 

というのも主に3つの理由があると僕は考えます。

 

芸能人の参入

ブログが爆発的に人気になり始めて少しした頃に一気に芸能人が入ってきました。

アメーバブログとかほっとんどの芸能人がやってんじゃないか? って時期もありましたよね。

 

芸能人が入れば、盛り上がるじゃん! と思う人もいるかと思いますが、そうではありません。

 

僕は一般人に比べて彼らは圧倒的な知名度で人を集めます。

たとえ内容が「眠い〜おやすみ〜」でも見る人は見るんです。

こうして、一般人ブログから芸能人ブログへとたくさんの人が流れます。

すると、当然、一般人ブロガーの広告収入はかなり減るわけです。

アフィリエイトも芸能人がやった方が圧倒的に有利に決まってますからそれも負けます。

こうして、一般人ブロガーはやめたり、新規ブログを立ち上げなくなっていったわけです。

 

スマホゲームの流行

スマホゲームの流行もかなりのダメージだったと思います。

パズドラ、クラロワ、モンスト、Fate…… などなど今でもとんでもない数のアプリゲームがあります。

まあ、言うまでもありませんが、ゲームの方が面白いと思う人が大多数なのでそりゃ流れていきます。

芸能人のときと同様にpvが減り、広告収入が減り、やる気が無くなり、衰退していったわけです。

 

YouTube降臨

もう、ブログを見る人がほとんどいない状態で最後にやってきたのがYouTubeです。

 

ブログとほぼ同じコンテンツを映像付きで楽しめる。

そんなの勝ち目ないじゃん……

 

それを後押しするかのような4G。

重くて見れないよ〜 なんてことはなく、ブログと同じような気分で見れる。

 

そりゃ人流れますわ笑

 

さらに、広告主としても動画広告の方が良いに決まってますから、広告費を動画に使うわけです。

 

ということで、3連コンボでブログは衰退しました。

 

2019年のYouTubeから考えるこれから

2019年、YouTubeは激動の年だったと思います。

こちらも主に3つのことを見ていきましょう。

 

カジサックの成功

ブログと違い、ほとんどの芸能人がYouTube参入に失敗してきたのがこれまでの流れでした。

 

YouTubeを見ている人も「芸能人は失敗して面白くないから見ない!」というふうに考えていた人が多いはずです。

これによってさらに芸能人YouTuberは厳しい状態だったわけです。

 

そんなときにカジサックが現れます。

カジサックはこれまでの芸能人と違い、YouTubeをかなり本気でやっていました。

 

その結果、1年以内に100万人を超えるという大記録を達成しました。

 

これにより、世間の「芸能人は失敗する」という考えをかき消し、芸能人の参入が一気に簡単になりました。

 

実際、昨年末あたりから芸能人YouTuberが一気に増えてきましたよね。

今年に入ってからもその流れは止まりません。

しかも、再生数がとんでもなく多い人もたくさんいます。

 

ブログと流れが似てませんか?? これがYouTuber時代が終わるかもしれないと考える理由です。

 

もう一つ、ポイントがあって、芸能人とコラボしまくっているヒカルの再生数は芸能人が増えるに従って、えげつないぐらい増えています。

これを見ると、やはり芸能人の客寄せ力は凄まじいなと思うわけです。

 

広告制限

YouTubeが発表した、「子ども向けコンテンツには広告制限するで!」というのも結構なインパクトかと思います。

 

YouTubeはテレビとは違い、かなりはちゃめちゃなことをやっても許容される場合が多いです。

テレビよりも面白い! と感じるのはその影響が大きいでしょう。

 

そんなYouTubeが 子ども向けと判断したコンテンツの広告を制限する と言ったわけです。

あくまで子ども向けのコンテンツではありますが、影響があった人もそこそこ多かったそうです。

 

今後、より広告に制限がかかる時代がやってくることは確かでしょう。

いずれテレビ並みに厳しくなってしまうこともなんとなく想像が付きます。

 

コンテンツに制限がかかればかかるほど新規YouTuberにとってはやれることが少なくなるので厳しくなります。

つまり、今後は今いるYouTuberしか稼げなくなるという状態になるわけです。

しかも、飽きられたらそれで終わり。とんでもなくきついと思います。

 

ただし、芸能人は別です。 圧倒的な知名度があるので息をしてるだけでも再生数が回るなんてこともきっとあるはずです。

 

にじさんじ襲来

Vtuber集団、にじさんじが一気にユーザーを集め出したのも去年でした。

 

にじさんじはYouTuberというより、ライバーに近い存在だと僕は思っています。

 

このライバーの参戦が実はかなりキーになるんじゃないかと僕は考えています。

 

ライバーの時代

YouTubeがかなりキツイ状態になりつつあるのはこれまで話した通りです。

 

そこににじさんじというライバー集団が現れました。

 

ライバーというのは生放送をする人たちと思ってもらえば結構です。

 

一昔前にニコ生というのが流行った時期がありました。そこからYouTubeに流れが変わったわけですが、再び戻ってきつつあるということです。

 

生放送は動画とは違いリアルタイムでのリアクションが楽しめます。

YouTubeの動画にはない新しい魅力があるというわけです。

しかも、コメントもリアルタイムですから双方向のやりとりが行われるというわけです。

さらに、投げ銭をすればコメント返しが来る確率が一気に上がる。

 

簡単に言ってしまえば、オンラインキャバクラみたいなものに近いと思います。

 

にじさんじの流行を見ると、今後この流れは一気に進むのではないかと思います。

 

この流れをさらに加速させるのが5Gです。

4Gは速いとはいえ、やはり遅延があります。

5Gになるとその遅延はかなり解消させるそうです。

 

今までよりもより親近感の湧く放送が出来るというメリットももちろんありますが、それよりもすごいことが起きます。

 

例えば、サッカーや野球などのスポーツ中継をを実況する生放送をラグなく一緒に観戦できます。

他にもオフ会×オン会みたいなこともできてしまいます。

 

要は今までにない生放送コンテンツが一気に増えるというわけです。

 

こう考えるとあと3年ほどすれば一気にライバーの流れが来るのではないかと僕は考えます。

 

もちろん、YouTube live以外のプラットフォームで一気に爆発する可能性もありますから、今後の動きに注目ですね。

 

おわりに

今日はこれからのネットエンタメについて僕なりの考えを述べさせてもらいました。

あくまで素人の考えですが、ブログを1年間してきて、感じたことを書いているので的外れではないんじゃないかと思います。

今後、YouTuberがどう動いていくか注目していきたいですね。