勉強中とかブログ書いてるときとかによくお菓子を食べるんですけど、最近シュワシュワする飴をよく食べてて。
で、ふと、あれ何でシュワシュワするんだろう?? って思ったわけです。
今回は何でシュワシュワするのかその秘密に迫ります!
炭酸ってなに??
シュワシュワってするもので真っ先に多い浮かぶのは何でしょうか?
やっぱり、コーラとかサイダーとかですよね。
もちろん、皆さんご存知のように炭酸が入ってるからシュワシュワするわけです。
ところで、炭酸ってなんなんでしょうか?
まあ、ご存知の方も多いと思いますが、二酸化炭素が水と合体したものです。
で、どんなメカニズムで舌がピリピリするかという話なんですが、意外にシンプルです。
水の中に溶けている二酸化炭素がが口の中で気体に変化して、それが弾けることで舌の痛覚を刺激して、ピリピリと感じるようになっているんです。
二酸化炭素はめちゃめちゃ水に溶けやすいかといわれると、そうでもありません。そのため、ちょっとあっためると溶けれなくなってどんどん気体に変化してしまうんですよね。
夏の暑い日に炭酸がすぐ抜けたり、暑いところに置いておいたペットボトルを開けるとプシュってなるっていうのを想像してもらうとわかりやすいかと思います。
もしかしたら他のメカニズムをあるかもしれませんが、おおむねこんな感じだと思います。
(根拠はないですが、舌のヒダ内で小さな気泡が近づき、合体して大きくなり弾けるとかもありそう……)
シュワシュワの飴は液体じゃない……
で、シュワシュワの飴も同じでしょ? と思うわけですが、冷静に考えてみると、飴は液体じゃありません。
こういうやつね。
つまり、上のような炭酸飲料と同じ発想をすることが出来ないわけです。
飴の中に二酸化炭素を入れているんじゃ? と思う人もいるかもしれませんが、それはありません。
自然にどんどん出ていくでしょうし、それを防ぐためにはもっと重厚な包装をしなくてはなりません。
成分を見てみよう
とりあえず、こんな時は成分を見てみるというのが定石です。
【原材料】
砂糖、水飴、植物油脂、グレープ濃縮果汁、ピーチ濃縮果汁、いちご濃縮果汁(国産とちおとめ)、酸味料、重曹、香料、アントシアニン色素、(原材料の一部に乳成分、大豆を含む)
怪しいやつがいますね。
重曹。
明らかに怪しいです。他のものはなんとなーく意図がわかりますが、重曹って一体……
重曹ってどんな物質?
重曹はちゃんとした名前で言うと、炭酸水素ナトリウムといいます。
化学式で表すと、NaHCO3
アルカリ性の物質で台所の掃除とかに使ったりする人もいるんじゃないでしょうか?
体に害がない粉末ですね。
重曹がシュワシュワの原因
重曹が怪しいということで重曹にまつわる反応を考えてみましょう。
重曹には以下のような反応があります。
NaHCO3+H+→ Na++H2CO3
H+は酸です。 酸性の物質です。
もう理系の方ならお分かりのようにH2CO3は二酸化炭素と水になりますよね。
つまり、重曹が口の中で何かしら酸性のものと反応してると考えるのが妥当です。
お気づきの方も多いでしょう。
原材料名を改めて見ると、酸味料といかにもなものがあるじゃないですか。
ただ、まだ問題があります。
イオンというのは一般的には固体では存在しないですよね。
液体に溶けてイオンになります。
反応を見て見ると、イオンが必要な反応です。
おいおい、飴は液体じゃないからやっぱり無理じゃ…… と思いません?
実は解決できるんです。
それは唾液です。唾液だってもちろん液体ですからね。
これを踏まえて考えてみると、
飴の中に重曹の粉と酸性のもの(酸味料)を入れておいて、唾液に両方を溶かして、反応させれば舌の上で炭酸飲料ができてしまうというわけです。
と、実は口の中で化学反応を起こすということをしてシュワシュワを僕らは楽しんでいたというわけです!
おわりに
今回は少し短めですが、疑問が解決したのでこの辺で。
重曹はどこでも売っていますし、酸としてクエン酸とかを用意すれば簡単にシュワシュワが体験できるということですね。
家に籠っている人も多いと思うのでこんな実験をしてみても楽しいかもしれませんね。
一応、どんなものを買えばいいか貼っておきますね(笑)