じょんのかがく喫茶

厳選された至福の1杯いかがですか?

これからの発電0 〜地球温暖化について〜

 

いらっしゃいませ!
今日もいいもの用意しときましたよ!

 

 環境問題、ここ最近すごい話題になってますよね。グレタさんという人が勇猛果敢に議論に参加してたり、化石賞という皮肉混じりの賞を日本が受賞したり、それを小泉大臣がなぜか誇りに思ってたり…… などなど。

 さて、今地球がやばいよ! ということはなんとなく知ってる人が大多数かと思いますが、どうやばいの? と聞かれると首を傾げてしまう人も多いと思います。

 実は高校時代、僕は太陽光発電と風力発電がかなり好きで研究してたりしていました。その当時の知識を生かして、今回から数回にわたって「発電」を主軸に環境問題について考えていけたらと思います。

 今回は発電について考える前に環境問題の中でもトップクラスの知名度を誇る地球温暖化について簡単に書いていければと思います。

 正直、ほとんどのことが知っていることだと思うので次回から読むというのもありかと思います。

 



地球温暖化って何がやばいの? 多くの人が知っていること

 地球温暖化とは何かについて改めて考えていきたいと思います。

地球温暖化とはその名の通り、地球の気温がどんどん上がっていくということです。

温度が上がるとどのようなことが起きるのでしょうか?

多くの人が真っ先に挙げるのは氷が解けて海面が上昇してしまうということかなと思います。

他にも温度が上がりすぎた結果、生物の生息域が変化する。その結果、これまでは起きていなかった現象や病気が現れるようになる。

意味わからないぐらい暑い、寒い。えげつない台風がやってくるなどなどいろいろな現象が起きます。

 まあ、言われなくても温度が上がるのはなんだかやばそうだなということはみなさんすぐになんとなくわかるはずです。

 

 ところで、地球温暖化の原因って何なのでしょうか? ほとんどの人が知っているのは二酸化炭素だと思います。二酸化炭素以外にも様々な物質が原因と言われています。それらのガスを温室効果ガスと言ったりしますね。次の項ではそんな温室効果ガスについて少し足を踏み入れてみたいなと思います。

 

二酸化炭素と温暖化について考えよう

 小学生でも知っている二酸化炭素。でも、なぜ二酸化炭素が原因になるのかと知っている人はそんなに多くはないのでしょうか? 少し化学的な側面を話せればと思います。かなり簡単にいろいろごまかしながら書きますが……

 分子は振動しています。っていっても意味わからんという人が多いと思います。下の画像みたいな感じに振動しています。

Symmetrical stretching.gifAsymmetrical stretching.gifScissoring.gif

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8C%AF%E5%8B%95%E6%BA%96%E4%BD%8D より

  ほかにもいろんな振動があり、その動きは物質によって違います。

 実はこの振動が二酸化炭素と温室効果に非常に関係があります。振動と赤外線がちょうど共振してしまうのです。簡単に言えば、二酸化炭素はあったかい光を吸収して振動して、最終的にあったかい光を放出するという感じです。ということは、二酸化炭素以外にも同じような振動を持つ物質は温室効果を持つということです。

 本来であれば一直線に宇宙に飛んでいったはずのあったかい光が二酸化炭素によってもう一度地球に帰ってきてしまうというわけです。これはよく説明される部分ですね。

 

 さて、こんなことを考えたことがある人もいるのではないでしょうか。

  二酸化炭素は水に溶けるんだし、海に溶けるんじゃね??

 考えてみれば、炭酸水って二酸化炭素が溶けているんですよね。炭酸水を放置しておくと、二酸化炭素は減っていきますが、多少シュワシュワが残りますよね。なら、海にも溶けるでしょ! しかもあんなに水があるんだし、結構な量溶けるに違いない!

 実は海にとんでもない量の二酸化炭素が溶けています。それと同時に二酸化炭素を放出しています。人間の出す量の2倍ぐらい出ています。

 

 人間が出す前は均衡が保たれていましたが、人間が大量に出していることでこの均衡が崩れました。その結果、地球温暖化が進行しているというわけです。

 

実際どのくらい気温が上がっているの?

 ごちゃごちゃいうよりもこの画像を見た方がわかりやすいです。

f:id:john_chemix:20200121211504p:plain

気象庁 世界の年平均気温偏差の経年変化(1891〜2019年:速報値) より引用

https://www.data.jma.go.jp/cpdinfo/temp/an_wld.html

 

 めちゃめちゃ上がってますね…… どこまで上がるんでしょうかね……

 上がれば上がるほど様々な問題が起きるわけですから、少しでも防ぎたいところです。だから、まずは発電から考えてみない?という話です。

 

☆ところで、もっと大昔の気温変化知っている?

 正直、第0回を作ったのはこの話をしたいからです。ここまでの話は正直どうでもいいんです。とりあえず、下の図を見てください。

f:id:john_chemix:20200121211259p:plain

地球環境研究センター Q14寒冷期と温暖期の繰り返し より引用

https://www.cger.nies.go.jp/ja/library/qa/24/24-2/qa_24-2-j.html

 

  あれ? 地球温暖化とか言いながらそんなに気温が上がりすぎてるってわけじゃないんだと感じる人が多いんじゃないかなと思います。僕もそう感じました。

 地球の気温には日照量が関係していて、それはある程度周期的に変化するんです。それを考えると、この気温上昇も単なる地球のリズムでは……

 でも、ここ数年の気温の上がり方が異常なのもたしかです。気温偏差がえげつない角度で上がっているのを見てもらえばわかるかと思います。でも、これも地球のリズムの範疇なのかもなと思ったり、思わなかったり……

 現段階での最も有力な理論は人間の関与がないとこの気温上昇は説明できないというものが多いですが、自然的な変化と考えている学者ももちろんいます。

 まあ、どちらにせよ、人間が出した分は明らかにあるのだから何とか抑えたいことに代わりありません。

 

おわりに

 さて、単に最後の部分が書きたくてかなり自己満足な記事を書いてしまいましたが、次回からは発電方法にしっかり注目して書いていけたらなと思います。