この記事を読んでいる人の中にはセンター試験を受けて、思ったよりできなかったな〜と言う人がいるでしょう。
中には第一志望変えないといけないな…とか、浪人してるから去年みたいに攻めた出願はできないな…とか、めちゃめちゃ悩みまくっている人もいるかと思います。
そんな人に向けて、センター試験で同じく失敗した僕だから書けるようなことを書いていけたらなと思います。
受験生は おわりに だけ読んで、次の試験に備えてください。
受験期の僕
僕の受験勉強は2年の冬から始まりました。志望校は大阪大学。
正直、これはかなり攻めた志望校です。というのも、中学では学年下から10番以内をキープし続ける馬鹿でしたし、高校に入って突然賢くなったものの流石に大阪大学という難関校に受かれるわけがない学力だったからです。
まあ、いろいろあって阪大に行きたいとなり、そこからなんだかんだ必死に勉強を続け、なんとかB判定やたまにA判定が出るようになりました。
人生最大のミスを犯したセンター試験
センター試験がやってきました。直前の手応え的には85%はそうそう割らないだろうという感じでした。
センター試験1日目
センター1日目。理系はこの1日目で点数を落とさないようにしたいところです。
地理。手応えは今までで一番良かったです。これは90の壁超えたんじゃないか?というような出来です。(実際は超えてなかった気がします)
国語。20年分近くやっても全く点数が伸びなかった科目です。140超えたらとりあえず耐えると思いながら必死に読んだのですが、小説に時間が足りず、最後は勘で回答した気がします。(そのせいもあって、140ギリギリとかだった気がします)
英語。国語の失点を英語で取り返すというのが僕の基本的な動きで、190取れれば国語と合わせても8割超えるということを考えてやってました。本番でもまあそんなにミスしてないだろうという感じでした。(ただ、実際は190は超えてなかった)
センター試験2日目
手応え的にはそんなに悪くない感じの1日目を終え、普段通り理系科目が解ければ85%は超えれるなと思いながら受けました。
数学1A。数学はとにかく間違って数学1を解かなければ大丈夫と思いながら受けましたが、本番は怖いものです。選択問題がうまく行きません。どっちを選んでも最後のあたりが綺麗にならないのです。最終的に点数が高く出るであろう方を選択して書きましたが、90は超えないなという印象でした。
数学2B。数学2B。数学2B。
この科目が僕にとって最大のミスです。1Aでうまくいかず、しょげながらスタートした2B。珍しくサクサク進み、15分ほど余って、見直しも余裕で時間がある。間違ってる問題もどう考えてもない。100点いけるんじゃないか?(実際は最後の1問明らかにミスっていました。)
残り2分。最後に後ろからマークの塗り忘れがないかと確認を始めました。
残り15秒。大問1で違和感を覚えます。そうです。マークずれ です。
もちろん、直す時間はありません。どこからズレてるのかもわからず、結局ズレたまま終了。
絶望ですね。理系の皆さんはほとんど数学は高得点です。そんな中、僕は大失点を犯した可能性があるという状態です。
終わった瞬間、絶望と同時に何点落としたのかを計算し始めました。どこからズレたのかもよくわからない。良くて8点、最悪で20点とかだった気がします。(まあ、実際は1問目からズレてて30点落としていて、98点が68点になってました。)
テンション、どん底で得意科目の化学です。化学は過去問で一度も90点を割らなかった科目です。ほとんどが1ミスや2ミス。いつも通りであれば、30分近く余らせて、余裕で物理へと進むわけですが、マークミスもあり冷静ではありませんでした。
普段、だいたい30分で大問1〜7を終わらせていたのですが、当日は大問1に35分かかりました。
そのあといろいろ心の変化があり、諦めちゃダメやなとなり、大急ぎで2〜7を解ききりました。(結果は初めて90を割りました。たしか1問分だったと思います。しかも一番間違ってるのが大問1というね)
メンタルリセットに成功して、物理は余裕で解ききりました。
これが僕のセンター試験の話です。
センターを終えて志望校を決める
センター試験を終えて、自己採点をしてみると数学以外は悪くないという結果でした。化学でよくメンタルを回復できたなというような感じです。
といっても、点数が低いことに変わりはありません。
ここで問題になるのが、どこに出願するかです。おそらく今この記事を読んでる人も同じ悩みを持っているでしょう。
センター試験の自己採点を見て、阪大はたしかに届きそうではあるけれども、二次試験の数学が苦手な僕にとって二次試験で巻き返すのなんて無理。数学のマークミスによってはかなりのダメージ。流石に二次試験の合格者平均よりは高くないと落ちそう。
そんなことを考えながら時間がどんどん経っていきます。
志望校は変えない
最終的に僕が出したのは阪大でした。いろんなことを考えました。一番大事にした考えは
どんな道を選んでも絶対に後悔はする可能性がある。一番後悔が小さそうな道を選ぼう。
これです。阪大を選んで、受かったら喜び、落ちたらマークミスを一生嘆くことでしょう。でも、志望校を別にして受かったとしたら、阪大も受かったのかなと一生嘆くに違いないです。
この二つを天秤にかけて、チャンスがあるならチャレンジした方がいいだろうというのが僕の答えです。だから阪大を受けました。
で、なんだかんだ合格したわけです。
落ちたときの気持ちはわかりませんが、多分落ちていたとしても後悔はそんなになかったと思います。だって、マークずれのせいで落ちたのであって、実力がなかったわけではないもんと思えるわけですから。
終わりに
センター試験でマークミスに気づいたとき、自己採点したとき、センターリサーチを見たとき、すごくすごく辛かったです。もう1年かーとか思ったり、志望校には行けへんのかと嘆いたり。地獄でした。
でも、ちょっとしてから前向いて、出願までの時間、自分のこれからのことを真剣に考えて、何が一番自分にとっていい選択かをひたすら考えて、考えて、選択しました。
僕の場合はたまたま合格しましたが、同じような境遇で落ちてしまう人もいるでしょう。僕も同じ可能性があったわけです。
そんな僕から伝えられるのは、とにかく今は自分のこれからを真剣に考えて、一番後悔しない選択肢を決めて、自信を持って二次試験に挑む。
最悪の未来ばっかり見て、後悔するような選択肢はとっちゃダメです。後悔が小さそうな方を選んだらいいと思います。実際行ってみて、後悔しないかもしれないし、後悔しまくるかもしれないですが、自信を持って決めた選択肢ならきっと大丈夫です。
正直、偉そうなことを言っていますが、僕は受験からそんなに年も経ってない、人生経験もそんなにないガキですが、僕なりに考えてたことを共有しようと思って書かせてもらいました。きっと、社会人の人からみたら何言っとんねんってことを書いてるかもしれません。でも、当時の僕にはこう考えるので精一杯でした。きっと受験生の人もこう考えるので精一杯じゃないかなと思います。少しでも誰かの助け舟になればいいなと思います。
二次試験、頑張ってください。