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厳選された至福の1杯いかがですか?

日本の学力の低下は文科省? そう思えるは大臣の発言とは……

 

いらっしゃいませ!
今日もいいもの用意しときましたよ!

 

 

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 今まで財務省のせいで文科省も動かないんだろうなと思っていましたが、どうやら文科省自体もかなりやばかったみたいです。

柴山大臣のツイート

    今日の柴山大臣のツイートは非常に話題になっています。どんなツイートかというと、「サイレントマジョリティーはみんな賛成」というツイートです。

     とある数学者の「大半が批判なのに頑張って褒めてるツイートを探してるの想像すると情けない」のような意味合いのツイートに対する反応です。

     そして、この大半が批判しているものは何かというと 大学入試の英語試験 などなど様々なことです。今回はこの後の大臣のツイートが英語試験についてだったのでそれについて詳しく見ていくことにしましょう。

     大学入試の大改革が行われているのはご存知かと思います。民間試験を受けて、その結果が大学入試の1次試験の英語の点数として扱われるようです。(というか、6段階評価になるらしい)

      現状、かなり決まっていない部分が多いため、教育業界や高校生に混乱が起きています。そのため、反対している人がいます。東北大学の英語試験の記述問題についてどう思うかというような調査では受験生は8%しか賛成しておらず、重視する必要があると回答した高校はたった6%です。かなりゴタゴタしているのでこのような賛成の低さには納得がいきます。

    さて、これだけしか賛成していないにもかかわらず、サイレントマジョリティーは賛成だという大臣はどうかしてると思います。意見を聞かれていない答える機会がない人もサイレントと見なしているのでしょうか?少なくともデータではっきりと賛成がマイノリティーだと示されているはずです。流石に東大法学部卒の弁護士から大臣になっているのですからこの程度の英語がわからないわけがありません。そして、もう一つ思うのはそのサイレントに関係者は含まれているのかということです。例えば、60代70代の人がこの問題について考えているわけがありません。だって関係ないから。真剣に悩んでいるのは教育業界、高校生とその親です。ぜひそこの人々の意見を聞いてみて欲しいです。おそらく答えは東北大学の調査と変わらないかと思います。意見を言う機会もない人の意見をサイレントマジョリティーとして賛成にするのは流石にどうかなと思います。そして、これだけ多くの人が反対しているにもかかわらず、それらの声を無視するのもどうなのかなと思います。もし、選挙で投票しない奴が悪いというのならそれは違うかと。この話が立ち上がるころに今の高校生は選挙権を持っていません。親がいくら投票しても教育について考えていないマジョリティに負けて埋もれるだけです。

 

どうして大学教員の意見を聞かない

     さらに笑わせてくれるのが、エキスパートの回答は賛成のようです と引用した記事が 安河内先生。安河内先生が好きとか嫌いとかではありませんが、彼はお金儲けをするために塾講師として働いています。塾講師です。英語を教えるエキスパートです。あくまで教えるエキスパートです。お金を稼ぐためにやっているんです。その意見をエキスパートの意見として採用していいのでしょうか? 僕には安河内先生がこれからの英語教育について深く考えられるとは思えません(流石に一般人よりは考えられるとは思いますが……)。1年で何度も海外学会に参加している理系大学教員の方がよっぽどこれからの英語教育に必要なことは知っているのではないかと思います。教育専門の大学教員もいます。彼らの意見に耳を傾けて欲しいです。そうすればどうして上位大学が英語のテストの点数を入試に反映させようとしていないかわかるはずです。

 

じゃあ大臣辞任してもらうしかないの?

    大臣が悪い! と思う人が大半かと思いますが、大臣を辞めさせたところで何も変わりません。ここ最近の(というかかなり前から) 大学の研究費問題、奨学金問題、英語入試問題、などなど様々な問題の原因を考えたのは誰なのかということです。彼だけではないのは確実でしょう。じゃあ誰が…… となると文科省の人です。つまり、文科省自体が今教育についてなーんにも考えられていないということだと思います。そして、文科省の人々の大半が大臣のような考えを持っているのではないかということです。だから、こんなにも改悪に改悪を重ね続けているのかと思います。だから、大臣が辞任したところで何も変わりません。

 

じゃあどうすればいいのか……

    僕は正直よくわかりません。文科省を解体したところでどうせまた同じですし…… ひたすら大臣を変え続けて、誰かが奇跡的に大改革をしてくれればと願うしかないのかなと。

    少なくとも今言えるのは、大学の意見を蔑ろにするんだったら賢い人は世界に行くよということでしょうかね。だって、日本では大学教員よりも塾講師の方がエキスパートなのだから。

 

 

怒りに身を任せて書いたので内容や文章がガッチャガチャかもしれませんが、今見直しても改善出来る気がきませんので、また落ち着いたらリライトします。